【スマホにマイナンバーカード機能搭載…法改正へ(読売ONLINE 2018年7月30日)】

◆記事によると政府は、マイナンバーカードに内蔵されている本人証明用の公的な電子証明書を、スマートフォンにも搭載することができるように制度を見直す方針です。◆この機能を搭載したスマホの使用でインターネットでの買い物や銀行取引などが、より安全で便利になります。◆来年の通常国会に法案を提出する模様。

◆マイナンバーカードのICチップには、本人確認のため、2種類の電子証明書が搭載されている。◆現行の公的個人認証法は「二重発行」を禁じているが、法改正で2種のうち1種類のみスマホ1台分だけ、コピーを認める方針です。

◆マイナンバーカードには、利用者の本人認証になる電子証明書と、なにか作成送信したとき本人が確かに行ったものであることを証明する、いわば印鑑証明書に当たる署名用の電子証明書の、2種類の電子証明書があります。◆複製が認められるのは、前者の本人証明のモノだけ。

◆利用者は、まずマイナンバーカードを取得し、パスワードなどを決めます。◆スマホに利用者認証の電子証明書をコピーする方法については、ネットからのダウンロードなどが想定されています。

◆記事ではこのような見直しですので、署名用電子証明書を必要とするe-Taxなどの場合は搭載スマホではできず、やはりマイナンバーカードを要します。

◆マイナンバーカードの普及がまだまだの現在、署名用電子証明書をマイナンバーカードに載せない人が大勢と思われます。◆こうした状況から、マイナンバーカードの主要な機能である利用者証明書がスマホにも載り、応用範囲が広がり便利になると世に浸透すれば、マイナカード普及が期待されます。◆一方、スマホ利用者には、搭載スマホ紛失のリスクを減らすため、多くのパスワード管理が求められることになります。