◆問題は(B)です。

◆(B)社内PCに、エクセル、アクセスやワード、いくつかの汎用ソフトとマイナンバー対応アプリを自前で組合せて、自社独自のマイナンバー対応システムとする場合です。◆この場合は、汎用ソフト(例えばエクセル、アクセス)を用いて自前で作った個人番号DBに対してアクセス制御を設けたといっても、単なるパスワードではメモリ上は平文(ひらぶん)のマイナンバーのため修理規約に抵触しアウトであり、修理に出す場合には暗号化が是非とも必要となります。◆それとも規約通り個々のマイナンバーを確実に消去する作業が修理の事前作業として必要となります。

◆こうした工数や手間を承知の上で自前のシステムを組む(B)の企業は、中小規模事業者に限らず、次第に少数派となることが容易に予想されます。

【この項終了】(北嶋勝)

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